この世で一番壮大な
宇宙の中心で、すべてが混ざり合う。
第一章
数億年の時を経た石が、いま器となる。
420℃の熱情をまとい、炎の上で
その時を待っている。
第二章
銀河を漂っていた具材たちが、
重力に導かれ、降り注ぐ。
米は大地となり、ナムルは山脈となる。
これは調理ではない。天地創造だ。
第三章
東の青、西の白、南の赤、北の黒、そして中央の黄。
五方色オバンセクは宇宙の秩序。
ナムルの一本一本が、銀河の腕となって渦を巻く。
第四章
卵黄 ― それはこの小宇宙の恒星。
半熟の重力が、すべての具材を引き寄せる。
終章
天より黄金の匙が降り、秩序は混沌へ。
混沌は、調和へ。